#### 平成6年11月10日か11日に福井刑務所へ届いたとノートで記載を見つけた被告発人木梨松嗣弁護士の一件記録，被告発人長谷川紘之弁護士の訴状の一週間後

#### 平成6年11月10日か11日に福井刑務所へ届いたとノートで記載を見つけた被告発人木梨松嗣弁護士の一件記録，被告発人長谷川紘之弁護士の訴状の一週間後

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　2,3週間ほど前になるのか家の中で福井刑務所でのノートを見つけました。今日になって引っ張り出し外でホコリを落としたのですが，12冊ほどあるノートのうち以外に早く目的の情報を探し出すことが出来ました。

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　@s_hirono ノートの使用許可書が平成6年4月18日になっています。これは2週間の新入教育が終わって2,3日後になるのかと思います。南寮3階6号室というのは雑居房です。

　時刻は5月20日15時22分です。確認すると2021-05-19 14:21からの中断となっていました。宇出津新港に買い物に出かけ，釣り公園の辺りを散歩したりしていましたが，そのまま再開することはありませんでした。出先でスマホからの投稿は考えていました。

　@s_hirono 写真で上の右から2つ目の「Dabian辞典」という本が，きっかけでttyref，ttygifというコマンドを知りました。再生が長くなるとGIF動画の作成に失敗したのですが，これがヒントとなり，他の方法で記録化することにしました。

　@s_hirono ノートの内容でこの平成6年4月18日が南寮3階6室への転房だとわかりました。2週間の侵入教育，配役審査を経て，第2工場の出役が始まった日になると思います。

　@s_hirono 「11月6日（日）雨　金曜日，210号室に転房になった。書類も入っていた。」とあります。当時の福井刑務所は南寮と北寮という棟があって，南寮は雑居房，北寮は独居房でした。

　@s_hirono 210号室とありますが，北寮2階の10号室のことだと思います。通路の手前で201号室から始まっていたと思いますが，受刑中は6号室辺りより奥に行くことがなかったと思っていました。北寮3階にいた方が長かったとも思います。

　@s_hirono 「11月8日（または9日）母面会，5000円差入」とあります。調べたところ平成6年は8日が火曜日，9日が水曜日となっていました。

　@s_hirono 11月14日（月）に，「11日に届いたらしい一件記録の通知を受けた」とあります。これが母親経由で被告発人木梨松嗣弁護士から届いた裁判の記録になります。

　@s_hirono 11月11日は金曜日なのですが，この日に母親の面会があったものと勘違いしていました。面会は8日か9日となっていました。郵送で届いたのが11日，通知が休み明けの月曜日14日になります。

　@s_hirono 被告発人木梨松嗣弁護士から送られたものを送るという話は，手紙などではなく直接母親から話を聞いたように記憶にあったので，それが8日か9日の面会になりそうです。

　なお，当時の福井刑務所は，新入教育が第1工場と決まっていて，新入教育の終了と同時で配役審査で配役される工場が決まるのですが，私はずっと第2工場でした。一度，懲罰を受けていますが2工場に戻っています。懲罰が終わることを罰明けと呼んでいましたが，他の工場に移動が多いと聞きました。

　その第2工場は数が一番多く少ないときで60人ぐらいから多いときで75人ぐらいだったと思いますが，雑居房の場合，第2工場の3,4級生は南寮3階，2級生は南寮4階と決まっていました。福井刑務所に1級生はいませんでしたが，準1級生はいて，北寮4階で開放的な生活をしていました。

　独居房に鍵はなく，第2工場で最初に雑役をしていた人が準1級生でしたが，刑務所の外の工場に通いで仕事に行っている受刑者が多いと聞いていました。親和寮などと呼ばれていました。一度だけ中に入ったことがありました。

　福井刑務所での母親の面会ですが，あまり憶えてはいないものの2,3ヶ月に1回はあったように思います。福井刑務所の敷地内は入り組んだ迷路のようになっていてよくわからない場所に面会室がありました。2級生になってからは遮蔽板のない畳の部屋で面会をしたように憶えています。

　ノートに大体の日付の記載があったものの内容に具体性がありませんでした。初めて独居房に移った日は，工場から戻った時点で，洗濯かごに入った被告発人長谷川紘之弁護士の書面が置いてありましたが，その夜に，けっこう印象に残る日本映画がありました。

　少年少女が離島のような場所で冒険をする映画だったと思います。時折，書面から目を移していたので映画の内容は記憶にもないですが，その映画のことと相まって，独居房での初日のことはよく憶えています。独居房でテレビを見るのも初めてでしたが，雑居房と同じ大きさでした。

　整理しますと，平成6年11月4日金曜日に，私は北寮2階210号室に転房したことになります。11月に入ってすぐの免業日の午睡で，半袖シャツ1枚で寝ていた人のことをよく憶えていたのですが，土日ではなく，11月3日の祭日であったと思われます。転房の前日というのも意外でした。

　天気は良かったですが11月に入って肌寒さもあったのに，真夏と同じような格好で午睡をしていました。年配の受刑者で，小柄な人でしたが強盗か殺人未遂と話していました。名古屋の人です。心臓に持病があるらしくニトロを服用しているとも話していました。ニトロの薬は初めて聞く話でした。

　あまりはっきり思い出せないのですが，郵送などで差入があった場合，通知がありました。帳簿に名前を書いて指印を押していたように思います。この差入のあった物品が領置品になるのですが，手元の房内に入れるには，仮下げという願箋が必要でした。これは拘置所でも同じです。

　土日祭日の免業日は仮下げの交付もないのですが，拘置所では仮下げの願箋を出せる日が月水金と決まっていたように思います。受刑者であれば工場で雑役の人に頼んでいつでも願箋を出せたかもしれません。雑役と呼ばれていましたが，掃除洗濯専門の雑役とは違い，刑務官の秘書のような仕事でした。

　秘書というのもよくわからないですが，事務の仕事で経理などもしていたようです。工場内で事務所のような一角になっていました。計算工とも呼ばれることがあったかもしれません。受刑者の世話役でもあります。私がいる間に3人ぐらい替わりましたが，今でもよく憶えています。

　少し思い出したのですが，願箋は雑役の人にもらって居房に戻ってから記入し，朝の工場出役のときに，岡持ちという木の箱に入れていたように思います。脱衣場の手前で，置いてある岡持ちの箱に工場に持っていきたいものを入れ，脱衣場では工場用の衣服に着替えていました。

　3.4ヶ月か前，日弁連が出どころで，この受刑者の脱衣場での検査のことも問題にされていました。昔は，カンカン踊りとも呼ばれていたようですが，何年も経ってから見かけた話題だったので，今でも問題になるのかと思ったのですが，検査が緩くはなっているようでした。

　2級生の場合は，パンツとシャツで，シャツを上にまくりあげて刑務官に見せていたように記憶にあります。ホリエモンこと堀江貴文氏が服役した頃，刑務所の生活がネットで話題になっていて，その頃には監獄法が別に法律に変わっていて，制限もずいぶん緩和されているような話でした。

　仮下げの願箋を出して11月4日には入っているので，11月に入ってから被告発人長谷川紘之弁護士の書面が届いたという通知があったのだと思いますが，私の記憶では通知から4,5日あったように思います。いきなり雑居房から独居房へ転房というのが大きく，その間に数日あったと思います。

　福井刑務所のノートには他にも意外な大きな発見があったのですが，これは被告発人松平日出男と関連付けて記述します。昨日5月19日，覚醒剤密輸の未遂で無期懲役という判例を見つけたのですが，わずか5枚というのが驚きでした。これも被告発人松平日出男に関連付けます。

- 〈〈〈 2021/05/20 17:13:50 Linux Emacs： 〈〈〈

### 被告発人小島裕史裁判長

### 被告発人長谷川紘之弁護士